【まるわかり】介護職夜勤の仕事内容・辛い理由【すべて体験談】

「介護職員の夜勤って、
どんな仕事内容なのだろうか?

現役介護士の人から、
現場のリアルな情報を教えてもらいたいな。」

こういった疑問にお答えしていきます。

 

こんにちは、Maruです。

この記事を書いている僕は、福祉業界に勤めて5年目。

今は、介護施設のリーダーとして働いています。

今回の記事では、「介護士の夜勤」について僕の体験談をまじえながら解説していきます。

介護職員として働いたことのない方であれば、「夜勤=辛い」というイメージがあるのではないでしょうか?

たしかに介護士の夜勤業務は、辛い部分がいくつかあります。

とはいえ、メリットもたくさんあります。

経営者には言えない、現役介護士の僕だからこそ伝えられる「介護現場のリアル」を、本音でつつみかくさずに話していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

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介護職夜勤の仕事内容とは?

①夜勤業務の勤務時間

夜勤業務の勤務時間は、勤務体制によって異なります。

図に表してみると、つぎのとおりです。

介護施設夜勤実態調査(2016年)によると、約9割(88.6%)の施設が2交代制の夜勤で運営しています。

実際に僕は2交代の勤務体制の施設でしか働いたことがありませんし、自分の友達や知り合いでも、3交代で働いている人はいません。

そのくらい介護施設の勤務体制は、2交代制の夜勤が主流となっています。

なので、今回は2交代制の夜勤の仕事内容についてくわしく解説していきます。

僕が勤めている介護施設の勤務時間は、出勤PM17:00~退勤AM10:00です。

施設によって出勤PM16:30~退勤AM9:30、出勤PM17:30~出勤AM10:30など、勤務時間にズレがあります。

基本的には17時頃の出勤といった感じです。

②業務内容のスケジュール

僕が勤めている介護施設の「業務内容のスケジュール」はつぎのとおりです。

16:50  出勤(10分前に)
17:00  夕食介助・服薬介助
18:00  口腔ケア
18:30  トイレ誘導・更衣
19:00  就寝の準備
20:00  掃除・洗濯・見回り・記録
22:00  トイレ誘導・おむつ交換・記録
0:00    休憩
2:00   トイレ誘導・おむつ交換・記録
4:00      見回り・記録
6:00   トイレ誘導・おむつ交換・更衣
7:00  フロアへ誘導
7:30   朝食介助・服薬介助
9:00   口腔ケア・記録
10:00  退勤

※20:00に遅出の職員が退勤、7:30から早出の職員が出勤となるので、PM20:00~AM7:30まで夜勤職員だけで対応。

施設の種類や運営方針によって、仕事内容は異なりますが、基本的な夜勤業務のスケジュールは上記のような流れです。

 

介護職夜勤の業務が辛い理由とは?

介護職未経験の方がスケジュールを見ただけでは、夜勤業務の辛さって全然分からないですよね?

そこでこの章では、僕の実体験をまじえながら「夜勤業務が辛いと感じる理由」を紹介していきます。

①夜間帯は、少数もしくは1人で救急対応しなければならない

夜勤業務中、利用者に急変(急に様子が変わる・事故)があったときには、現場にいる少数もしくは1人で対応しなければなりません。

介護士としての経験が浅いうちは、「もしも急変があったら・・・」と考えると不安になりますし、実際におこったときはかなりあせります。

とはいえ、看護師や施設長に連絡を取り、指示をもらいながらの対応になるので、「頭が真っ白で何をしたらいいか分からない」という状態にはならないでしょう。

緊急時には他職員が施設にかけつけてくれる体制も整えられているので安心感はあります。

そして、夜勤業務を不安なくこなしていくうえで、以下の点が重要であると感じています。

・勉強をして知識をつける

・現場経験を積み重ねる

そうすることで対応もスムーズになり、的確な判断や処置をおこなえるようになります。

以下のマニュアルはしっかり頭に入れておきましょう。

・緊急時の対応マニュアル

・心肺蘇生法のマニュアル

緊急時の対応マニュアルは施設によって手順が決められているはずなので、職場で確認しましょう。

心肺蘇生法マニュアルについては、参考リンクを貼っておきます。

>>心肺蘇生法の手順|日本医師会 救急蘇生法

ブックマークをして、実際に夜勤に入る前にひと通り読んでおくと良いですね。

僕も内容を忘れることがないように、半年に一回ほどは定期的に読むようにしています。

「急変がおこったら何するんだっけ?」「心肺蘇生法ってどうやるんだっけ?」

と対応が遅れてしまうと、大きなミスをしてしまう原因になります。

知識を身につけて、自分に自信をつけていきましょう。

②夜勤明けは眠気とのたたかいになる

夜勤の休憩時間に仮眠がとれたとしても、短時間の睡眠になるので、夜勤業務の後半戦に眠気がおそってきます。

2交代制の勤務は拘束時間が長いのもあり、疲労と眠気のダブルパンチです。

しかし、朝型の人に夜勤業務は辛いかもしれませんが、夜型の人は「夜勤の方がラク」と感じることもあります。

実際に僕の周りにも「日勤より夜勤の方がラク」と言う人もたくさんいます。

「朝は寝坊しがち」「夜になると眠気がさえる」

といった夜型タイプの人は、夜勤専従介護士として働いてみるのも良いですね。

※夜勤専従介護士については、後ほど紹介します。

③夜勤明けのサービス残業は地獄と化す

夜勤明けの疲れた状態でのサービス残業は、ハッキリ言って地獄です。

普通の施設であれば、夜勤明けの職員は早く帰らせるという意識があるはずです。

しかし、夜勤明けのサービス残業があたり前になっているブラック施設も存在します。

そういった施設に入職してしまうと、体力的にも精神的にもボロボロになりかねません。

実際に僕は夜勤明けに動悸を感じることがあったり、免疫力が低下して身体がボロボロになっていくのを身にしみて感じていた時期がありました。

あなたがそうなるのを防ぐためにも、サービス残業が常態化している施設で働くことはさけるべきです。

僕の実体験から考えられる「ブラック施設を見抜くポイント」を「【要注意】介護士がブラック施設を見抜くポイント【転職失敗ふせぐ】」の記事にまとめているので、今後の就職活動にぜひ生かしてみてください。

【要注意】介護士がブラック施設を見抜くポイント【転職失敗ふせぐ】

2018-11-20

④「明け方」は夜勤業務の一番きつい時間帯

おむつ交換・トイレ誘導・更衣などの業務がある「明け方」は、夜勤業務の中で一番大変な時間であると僕は感じています。

明け方は時間に追われてバタバタしますが、事故には十分気をつけておかないといけないので、ていねいな作業が求められます。

介護士の経験が浅いうちは、作業に経験者の2倍、3倍の時間がかかるかもしれません。

とはいえ、未経験者が時間がかかるのは当たり前のことなので、焦らずていねいにこなしていくことが大切です。

経験を積んでいくうちに、徐々に時間配分がわかってきたり、更衣介助をササッとおこなうことができるようになります。

⑤「ラクな日」と「大変な日」の差がはげしい

夜勤の仕事のいそがしさは、利用者の状況におおきく左右されやすいです。

利用者が朝まで穏やかに過ごされている日は、明け方の起床時以外は特にバタバタすることもないです。

・帰宅願望が強い利用者が不穏になられている

・転倒リスクのある利用者が徘徊されている

・夜間中に利用者の急変があった

そういった場合は、夜から朝にかけて休む暇もないくらいに、いそがしくなることも。

それが介護職員の役目であり、仕事なので仕方ないことなんですけどね。

しかし、職員のはたらきやすさを考えず、暴力行為が止まらない利用者を受けいれる施設もあります。

職員が不安になるのはもちろん、施設を利用されている方もあたりまえのように恐怖を感じます。

職員の働きやすさを考えないブラック施設であると感じた場合、すぐにその職場から離れるのがベストな考えです。

⑥苦手な職員との夜勤業務は気持ちが萎える

苦手な職員との夜勤の日は、気持ちが萎えます。

人間関係がうまくいっているかどうかは、職場の働きやすさにも比例します。

仕事でイライラしているのに、人間関係でもイライラしてしまうと、仕事に対するやる気は下がるいっぽうです。

実際に僕も職場の人間関係に悩んだ経験がありますが、あの頃は仕事が楽しいと思えなかったですね。

今では仕事にやりがいを持ち、人生の一部として仕事を楽しむことができていますが。

人間関係に苦しんだ新人時代の体験や、悩みを克服した方法を「介護職員の人間関係が辛いあなたへ|一歩踏みだして悪い世界を変えよう」の記事にまとめています。

あなたが人間関係に悩み苦しむことを避けるために、「逃げ道」や「対策」を予備知識として、頭の片隅にいれておくことをオススメします。

介護職員の人間関係が辛いあなたへ|一歩踏みだして悪い世界を変えよう

2018-11-27

 

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介護職夜勤のメリット

夜勤業務は辛いことだけではありません。もちろんメリットもあります。

繰り返しになりますが、夜勤業務が向いている人はたくさんいますし、僕の職場でも「日勤よりも夜勤の方がラクだ」という職員もたくさんいます。

この章では、僕が夜勤業務をして感じているメリットについてご紹介していきます。

①自分のペースで仕事ができる

日中の業務は、入職介助やレクリエーションなどがあり、時間に追われてバタバタします。

ですが、夜勤は利用者が落ち着いている日であれば、自分のペースで仕事をすることができます。

もちろん決められた時間に、巡回や記録をしなければなりませんが、フロアの掃除や洗濯などは自分のペースでこなしていけばOKです。

「あれやって、これやって」と指示されることに疲れやすい人は、夜勤は向いていると感じます。

②夜勤明けに見る「日の出」に心が癒される

夜勤明けに「日の出」を見ると、すがすがしい気持ちになり心も癒されます。

初日の出を見た経験がある方は分かると思いますが、オレンジ色にかがやく空は心が引き寄せられますよね。そんな感覚です。

「さあ、夜勤もあとひとふんばり!」と気合も入ります。

明け方は忙しい時間になるので、あまり見とれている時間はありませんが、心がひと休みできる瞬間です。

③出勤前の支度がゆっくりできる

夜勤は出勤が夕方になるので、ゆっくりと時間をかけて支度することができます。

睡眠もしっかりとれるので、夜更かしをしないかぎり、出勤前に眠たいと感じることはなくなるでしょう。

僕は夜勤前に起きて、起きるのが辛いと感じたことは今までに一度もないです。

日勤の日は、毎朝起きることに苦痛を感じていますが(笑)

朝早くに起きるといった辛さがないのは、夜勤のメリットであると感じています。

④夜勤手当がつくので収入が上がる

夜勤に入ると、夜勤手当がつきます。

夜勤手当の金額は施設によってさまざまです。

僕が働いている介護施設では、夜勤1回あたり5,500円の手当がつきます。

毎月夜勤の回数は7回くらいなので、7回×5,500円で38,500円。

つまり、ひと月当たりの収入に38,500円の夜勤手当がプラスされるということです。

介護職には、夜勤専属の職員として働く「夜勤専従介護士」という働き方もあります。

夜勤専従介護士になると、夜勤1回25,000円をこえる派遣求人もあるので、もちろん高収入をねらうことができます。

実際に夜勤専従介護士として働こうと考えているのであれば、「【夜勤専従介護士】求人さがしで活用すべきサイト3選【注意点あり】」に、僕がオススメする夜勤専従介護士向けの求人サイトや、夜勤が辛い施設を見極めるポイントを具体的に紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

経営者には言えない、現役の介護士の僕だから伝えられることを、本音でつつみ隠さず話しています。

【夜勤専従介護士】求人さがしで活用すべきサイト3選【注意点あり】

2018-12-26

 

夜勤中の暇な時間は何をしているのか?

夜勤中の暇な時間は何をしているのか?

・ナースコール対応

・ソファに腰かけてリラックス

・スマホでブログを読む

僕は夜勤の暇な時間は、こういった感じで待機しています。

施設によっては「スマホは持ち込まない」「テレビを見てはいけない」といった決まりもあるようです。

夜勤の勤務時間は長いので、できるだけ体力を消耗しないよう、リラックスしながら待機するといった感じです。

 

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夜勤が辛い施設の特徴

実体験から考えられる「夜勤が辛い施設の特徴」はつぎのとおりです。

・勤務時間(拘束時間)が長い

・暴力行為のある利用者がいる

・昼夜逆転している利用者が多い

夜勤の職員が数人いるのなら対応できますが、職員がひとりの夜勤であれば、かなり辛い状況になります。

こういった施設で働かないためにも、入職する前に施設の状況を確認しておく必要があります。

ポイントとしては、見学の時点で見極めておくことが大切です。

先ほど紹介しました「【夜勤専従介護士】求人さがしで活用すべきサイト3選【注意点あり】」の記事にくわしくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

最後に、「介護士になるためのオススメの就職手順」について、簡単にご紹介していきます。

介護士という仕事にやりがいをもち、人生の一部として仕事を楽しむ為には、「職場選び」がもっとも大切であると僕は感じています。

ブラック施設で働いていると、何十年という長い時間、身を粉にして働くことになりますし、病気になる可能性も大いにあります。

自分を守るのは施設ではなく「あなた自身」です。

ブラック施設の餌食にならないためにも「職場選び」は慎重に進めていきましょう。

僕がおすすめする就職の流れはつぎのとおりです。

①:介護士転職サイトに登録する
※未経験・無資格の方も利用できます

②:条件に合った求人を探してもらう

③:気になる求人があれば、施設に見学へ行く

④:働きたい施設へ面接に行く

就職活動のプロであるコンサルタントのアドバイスをとりいれながら、失敗のリスクをさけつつ就職活動を進めていきましょう。

くわしい解説は「【無料のみ】現役介護士の僕がおすすめする介護士転職サイト【3選】」にまとめているので、こちらの記事を参考に、就職活動を進めてみてください。

【無料のみ】現役介護士の僕がおすすめする介護士転職サイト【3選】

2018-11-17

それからもう一点、あなたがこれから介護士として働きたいと考えている未経験・無資格の方であるのなら、介護資格を受講料無料で取得できる制度を利用することをオススメします。

実際に僕は、7万円相当の「介護職員初任者研修」の資格を受講料無料で取得しました。

その方法を「介護職員初任者研修を受講料無料で取得する2つの方法|無資格の方へ」にくわしくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

資格があれば就職先を選べる幅が広がったり、資格手当をもらうこともできます。

無資格の方よりも圧倒的に有利な状態になるので、介護士として最高のスタートを切ることができますよ。

介護資格を受講料無料で取得する2つの方法【介護職員初任者研修】

2019-01-07

あなたが介護士の仕事にやりがいを持ち、いきいきと働くことができるのを願っています。

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